医師の皆様に対して、皆様自身が医師として有意義な人生を送っていただくための相談や勉強会、交流会、情報提供などを目的としたコミュニティです。

特定医療法人仁生会 細木病院 / 高知医療再生機構 鈴木裕介先生

鈴木裕介先生のご経歴

2008年に高知大学医学部を卒業し国立病院機構高知病院にて臨床研修を行う。
その後高知大学医学部附属病院放射線科にてレジデントを経た後、現在は細木病院の内科と高知医療再生機構に属している。
細木病院では一般内科外来を中心に勤務。高知医療再生機構では企画戦略担当医師として県庁内で研修医の リクルートやプロモーション戦略の策定、研修医のメンタルヘルス・マネジメント事業、若手のためのキャリア 支援相談室の設置、経営・政策に精通し「臨床+α」のスキルとリーダーシップを備えた次世代の医療者育成プロジェクトや医療者に特化したコワーキングスペースの運営などに携わっている。
医師としては異色の存在であるが、地域医療再生に貢献するプロジェ クトを積み重ねることで全国でも応用可能な「高知モデル」を作りあげるのが目標。

先生が上記のキャリアを進むことになったきっかけ

大学医局で放射線のレジデントをしていた際に、高知県に若手医師を呼ぶプロモーション活動の一環として作ったホームページが高知県の臨床研修に関わる先生の目に留まり、それがきっかけで臨床研修についての意思決定の場に関わりを持たせていただくようになった。
その場で自分達の構想や事業計画をプレゼンした時に、今の職場である「高知医療再生機構」の理事長がとても好意的にとらえてくれて、活動を全面的にバックアップしていただくようになり、そうして一緒に活動していく中で機構のミッションである地域医療再生というテーマにもう少し深く関わりたいと思ったのがきっかけである。週に1〜2回県庁内の機構のオフィスに出向するという変則的な勤務体系を受け入れてくれる市中病院に内科医として勤務させていただき、臨床研修担当として時代のニーズに合う研修プログラムの策定にも関わらせていただいている。

これまでのご自身のキャリアを振り返っていかがですか?

学生時代はダンスに明け暮れ、勉強に関しては自他ともに認める「意識低い系」だった。
そんな自分がこんな所でキャリアについて偉そうに語っている構図に若干引き気味で申し訳ない気分である。
元々すぐに抜け道を探したがる性格で、人があまりやらない事じゃないとテンションが全く上がらない「あまのじゃく」(良く言えば、ブルーオーシャン指向)だったので、三年目に放射線治療医というキャリアを選んだ。
その事は今でも全く後悔していない。しかし、実際に組織の中で働いてみると、自分の適性と求められるスキルに大きなミスマッチがあることを感じた。(これは働いてみないと分からない事だったと思う。)
「自分が本当に向いているのは何科なのか?」という問いの中で答えを探していた時期は苦しかった。
ちょうどその時期に、医師でありながら病院経営コンサルタントという道で活躍する先生と出会う事によって、
医療というパワーの活かし方は臨床や研究だけではないということを知った。重要なのは自分が「何を為したいか、どのように患者に貢献したいか」なのであって、診療科選択や専門医取得はあくまでも臨床医として貢献するための手段のひとつに過ぎないということに気づく事が出来た。同時期にニューハンプシャー社のキャリア相談にもお世話になり、そこで受けたアセスメントのおかげで自分の本当に大事にしたい価値観を客観視する事が出来たことも大きかった。 「自分が成りたいのは別に何科でもない」ということに気づいてからはとても楽になった。30歳そこそこで自分の本当にやりたい事の方向性が見つかったのは超ラッキーだと思っている。

医学生や若手医師に向けてメッセージを

今の時代、自分の「軸」を持たずして非常に多様化した選択肢の中でベストな道を見極めるのは非常に難しいと思う。
もし、行き詰まりを感じた場合は、少し行動半径を広げてみることをお勧めする。
そうして得られるありとあらゆる経験の中で「自分の心にドライブがかかる」感覚を突き詰めることが、自分の「軸」を創っていく事に他ならないと思う。
極端な話、キャリア選択に関しては、絶対に大当たりを引かなくても良いと思う。むしろ、1回や2回くらいハズレを引くことで自分の中でのアタリ(本当にやりたいこと)が際立つ。
みんなが選ぶ最大公約数的な選択をし続けていくと、大ハズレはないけど、大アタリも見つけにくいんじゃないだろうか。 自分の「やりたいこと」と「できること」、そして社会のニーズ(やるべきこと)がガッチリ噛み合ってるとき、仕事は異常に楽しい。努力は量も大事だが、方向性のほうがもっと大事だと思う。無論「置かれた場所」で咲けたらラッキーだし、咲こうとする努力も多少は必要だと思うが、「あ、ここじゃ咲けないw」と思ったらさっさと次の可能性を探しちゃったほうがいいし、その方が自他ともに幸せだろう。
周囲の環境が都合良く変わるのを待っているだけで「若さ」を浪費してしまうのは非常にもったいない。今は情報も集めやすいし、SNSなんかのおかげで色んな凄い人に会いやすい時代なので、ガンガンアクションして、自分を一番活かせる医療のかたちをぜひ見つけてほしい。

医師キャリ事務局より

鈴木先生と初めてお会いしたのは自分の将来について非常に不安を感じておられる時で、弊社もその後何度かご相談を受けさせていただきました。先生は弊社との出会いを大切にしていただき、それ以外の色々な方とのやり取りを通じて自分の本当にやりたいことを見つけられたご様子です。
我々もこのプロジェクトを通して少しは先生方にお役にたっていると実感させられた先生であり、今後もぜひ大活躍していただきたいと思っております。

お問い合わせ、無料キャリアコンサルティングについてはフォームからご連絡下さい。

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